ギョウギシバ Cynodon dactylon (イネ科 ギョウギシバ属)
ギョウギシバは世界各地に分布する多年生の草本。海岸や路傍などの荒れ地に生育し、芝生として栽培されることもある。茎は地表あるいは浅い地中を這い、周辺の植物の背丈が高い場所では立ち上がる。葉の長さは数cmであることが多いが、5cmを越えることもある。花は6月のはじめから夏まで咲き、10〜20cm前後の高さとなる。花序は3〜7に分かれ、小さなメヒシバのようである。乾燥に強いためか、路傍や河原などにもよく生育しており、緑化にも利用されている。